2022.6.1 第416号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



損害保険ジャパン新医療補償制度「メディカル・マスター」について
現在、我が国では、少子高齢化によって労働人口が減少傾向にあるため、中小企業において人手不足は解決すべき喫緊の課題となっており、従業員のロイヤリティ向上や離職防止を目的として、企業が福利厚生制度を充実させることで優秀な人材を確保する動きが広がっています。
このような背景から、損害保険ジャパン株式会社が先生・従業員の疾病リスクを補償する「メディカル・マスター」を開発しました。
「メディカル・マスター」は、日本国内または国外において疾病を被り、その直接の結果として保険期間中に日本国内において入院を開始した場合、または先進医療等を受けた場合の費用を保険金としてお支払いする特約です。(疾病入院医療費用補償特約)
先生・従業員に保険料を負担いただくことなく、医療機関の負担でリスクをカバーできるため、福利厚生制度の充実につながると考えております。
この度、本会において、当保険を新たに団体契約として採用し、地区医師会を通じてA会員(事業主)宛ご案内資料を送付しております。
健康状態の告知が不要、無記名で包括補償、保険料は全額損金処理が可能である等、大変加入しやすい内容ですので、是非ご検討くださいますようお願い致します。
尚、本保険に関するお問い合わせは、株式会社ケンイまでお願い申し上げます。 ※株式会社ケンイ TEL:092−431−4847


『医療機関用クレーム対応費用保険(福岡県医師会団体契約)』について
近年、患者によるクレームが増加するとともに、その内容も医療機関に過失がある場合から何の落ち度もないのに言い掛かりを付けられたり、患者の誤解や行き違いによるものまで複雑多様化し、医療機関の対応を困難なものにしています。
特に、クレームの多い事案として、医療従事者に対する侮辱や名誉棄損、公然わいせつ(女性スタッフに対するセクハラ行為)の他、不退去罪(診察室で延々と自己主張を繰り返し、居座って帰らない)、威力業務妨害(待合室で大声を出すなどして他の患者に迷惑をかけ、診療を妨げる)等の行為があり、いずれも法を理解した上での適切な対応が求められますが、医療機関内だけで自己解決するのは困難なことも多いと思われます。
そこでこのような状況を鑑み、福岡県医師会では「医療機関用クレーム対応費用保険」(団体制度)を設けております。
本保険では通常の「医師賠償責任保険」ではカバーできない「身体・財物損害を伴わないクレームに対応するとともに、対応困難事例に対する無料の専門相談窓口(クレームコンシェル)を備え、また同窓口が当事者間での解決が困難と判断した事案には弁護士費用を補償します。
詳細については、近く「株式会社ケンイ(福岡県医師会設立会社)」より、会員宛にご案内資料が送付されますので、ご確認の上、ご検討願います。
※お問い合わせ先 株式会社ケンイ TEL:092−431−4847