2014.2.21 第319号 |
FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会 |
■70〜74歳の方の医療費窓口負担について |
70〜74歳の方の医療費については、平成20年度より2割負担となっていましたが、これまで特例措置により、先送りされて来ました。 しかしながら、4月から70〜74歳の方の医療費は、法律どおり2割に引き上げられることとなります(平成26年度予算の可決・成立後に正式決定となります)。 これに伴い、現在70〜74歳の全員が一斉に2割になると思われている方がいますが、対象は4月以降新たに70歳となる方であり、5年をかけて順次74歳まで2割負担の世代を広げていきます。 既に70歳以上の方は1割に据え置かれます。 *例⇒ 平成26年4月1日までに70歳の誕生日を迎えられる方は、平成26年4月以降も医療費の窓口負担は1割のままで変わらず、75歳まで特例措置の対象となります。 一方、平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎えられる方は、70歳の誕生日の翌月(ただし、各月1日が誕生日の方はその月)の診療から、窓口負担が2割となります。 尚、一定の所得がある方は、これまでどおり3割負担です。 窓口で患者さんから問い合わせされるケースが増えておりますので、ご対応願います。 |
■北九州ブロック医師会生涯教育講座(ご案内) |
今年度の標記講座は「地域医療を支える総合内科医の育成」をテーマに開催致します。 来年度、福岡県医師会では認定総合医(新かかりつけ医)制度が発足します。超高齢社会に対応する医師(かかりつけ医)の診療能力をきちんと評価し、地域医療のニーズに応えようとするものです。 一方で、かかりつけ医と病院が車の両輪としてしっかり連携しなければ、地域医療は機能しません。 すなわち、病院も地域の実情に合った診療能力が必要です。開業医にも勤務医にも地域医療のニーズに対応する能力が要請されていると言えます。 今回の講師 山下 秀一 先生は大学病院のみならず、医師会病院勤務を経て一時開業されるなど豊富な経歴を持ち、現在は佐賀大学医学部付属病院 総合診療部で地域に必要な対応ができる内科医の育成に取り組んでおられます。これからの医師の果たす役割、総合的な知識やマインド、日常診療から培われた手技の修得など示唆してもらえるものと思いますので、医師をはじめ、医療関係者、お誘いあわせのうえ、多数ご参加くださいます様ご案内申し上げます。 記 ◇日時:平成26年2月25日(火)19時〜20時30分 ◇場所:市立商工貿易会館 2階 北九州市小倉北区古船場町1−35 ◇内容: 【演題】『地域医療を支える総合内科医の育成』 【講師】佐賀大学医学部附属病院 総合診療部 教授 山下 秀一 先生 ◇主催:福岡県医師会、北九州ブロック医師会 |