2011.3.6 第273号 |
FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会 |
■北九州市国保 特定健診検査項目eGFR追加変更について |
2007年に慢性腎臓病(CKD)の概念が、日本腎臓病学会より提出され、血清クレアチニン値から、糸球体濾過量(GFR)を算出することで、腎機能を簡便に評価できるようになりました。 また、CKDは、心血管疾患(CVD)発症の重要な危険因子であることも明らかになっております。 今般、平成23年4月より、北九州市国民健康保険特定健診の結果通知表に、eGFR(estimated Glomerular Filtration Rate)を追加記載することになりました。本市における本格的なCKD対策の始まりです。 会員のみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。 尚、CKDのeGFRによる判定基準を平成23年度「北九州市各種健康診査実施要領」に追加いたしております。 実施要領につきましては、各区医師会を通じて3月末以降に配布させて頂きます。 また、特定健診特定保健指導登録医療機関研修会(CKD研修会)を次の通り開催致します。 *3月15日(火)午後7時 於:八幡医師会館 *3月17日(木)午後7時 於:リーガロイヤルホテル小倉「エンパイアルーム」 *3月31日(木)午後7時 於:ホテルクラウンパレス北九州 |
■「実践 妊娠と薬(第2版)〜10,000例の相談事例とその情報」のご案内 |
今般、標記書籍が「株式会社じほう」より発売されました。 本書は妊娠と薬剤の基本的知識から、妊娠中の薬剤使用のポイントまでをわかりやすく解説しており、薬剤危険度を評価した点数表示(0〜5点の6段階)に加え、その評価の根拠となる情報量のレベルも表記されている他、服用前・服用後の具体的な対応例を示し、患者の不安解消や適切な服薬支援にも役立つ内容となっております。 また、18年ぶりの全面改訂となったこの第2版では、精神神経疾患、甲状腺疾患、呼吸器疾患などの疾患と妊娠の相互の影響や、解熱鎮痛薬・抗菌薬など妊婦から相談を受けることの多い薬効群について、医師による疾患管理と薬剤選択の解説が追加され、虎の門病院で集積した相談事例、約10,000件のほか、国内外の催奇形性に関するデータも集積したすべての医療関係者にとってご参考いただける内容となっております。 本市では「井上書店」にて、販売価格12,900円(税込)、送料無料で取り扱っておりますので、ご案内申し上げます。 ※お申し込み・お問い合わせ先 「井上書店 小倉店」 小倉北区馬借2丁目1−29(市立医療センターの左壁側) 電話:533−5005 FAX:533−9789 *ホームページ⇒ http://www.mm-inoue.co.jp *メール⇒ kokura@mm-inoue.co.jp |