2009.5.26 第240号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



◆◆◆診療所立入検査の中止について◆◆◆

本FAXニュース前号(第239号)でもご連絡を致しておりましたが、新型インフルエンザの発生に伴い、市保健所が一層の相談体制の整備に努めるなど、その対応に終始していることから、当初予定を致しておりました今年度の医療法に基づく診療所の立入検査はすべて中止となり、来年度に持ち越されることとなりましたので、お知らせ致します。




◆◆◆ 新型インフルエンザ研修会について ◆◆◆

北九州市保健福祉局と共催で、医師のみを対象に6月1日(月)午後7時より開催します。
尚、後日、文書でもご案内します。

・日時:6月1日(月) 午後7時〜9時(予定)
・会場:小倉医師会館 5階講堂
・研修:@新型インフルエンザに係る北九州市の対応
        北九州市保健福祉局 田中 隆信 保健衛生課長
    A新型インフルエンザに関する知識(仮題)
       市立八幡病院 伊藤 重彦 副院長(NPO法人KRICT理事)
    B新型インフルエンザに係るQ&A




◆◆◆ 新型インフルエンザ情報について ◆◆◆

北九州市では、市内3ヶ所に発熱外来を設置しました。発熱外来を受診した市民は現在のところ4名です。幸いにも北九州市では発生していません。いずれにしろ医師並びに医療関係者の冷静で沈着な対応が必要不可欠です。

@タミフルやリレンザ、迅速キットなどは必要以上に発注しない
A安易な理由で診療拒否をしない
など、ご協力をお願いします。

改めて、現在の医療機関の対応は次の通りです。
・38℃以上の発熱など(鼻汁や鼻閉・咽頭痛・咳嗽・熱感や悪寒)
・新型インフルエンザ患者と濃厚な接触歴を有する者
・迅速キットでA型(+)B型(−)で新型インフルエンザが疑わしい、あるいは臨床的に医師が感染を強く疑う
・集団内でインフルエンザ様症状が続発
・重症(続発性の肺炎)のインフルエンザ発生
 ⇒保健所522−8711へ連絡してください。
 ※判断に迷ったときは、保健所へ相談し、その指示に従ってください。
 ※発熱外来へ直接連絡することや、市民が直接診察を受けに行くことはできません。

【参考】本市における新型インフルエンザの発生状況(4月26日〜5月24日の累計)
   ・感染者数=0人、発熱外来受診者数=4人、発熱電話相談件数 2,684件
   ・健康監視人数 25人

*新型インフルエンザの症例定義が再々改定され、疑似症患者の定義は、医師の臨床的な判断のみとなりました。ご留意ください。

昨夜(5月25日)、福岡県内に滞在の30歳代の男性1名に、新型インフルエンザの感染が確認されました。現在は、指定医療機関に入院中で症状は安定しています。感染の危険性はほとんど考えられないとの状況ですが、調査中です。詳しくは、福岡県のホームページでご確認ください。