2006.3.6 第188号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



◆◆◆ 保険委員会だより ◆◆◆

要介護認定を受けた患者に対し訪問看護ステーションや医療機関の看護師等が訪問看護を行った場合、ケアプランに訪問看護が位置づけられ、介護保険が優先されます。例外として、厚生労働省が定める疾病(末期の悪性腫瘍・難病等)や急性増悪で一時的に頻回の訪問看護が必要な場合は、医療保険での請求が可能となります。
他にも介護保険の給付は医療保険より優先されますので、医療保険を適用するには、先ず介護保険の訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導の算定対象となるかどうかを確認いただき、そのうえで、医療保険の在宅患者訪問看護・指導料、在宅訪問リハビリテーション指導管理料、在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者訪問栄養食事指導料を算定ください。
要介護認定を受けた患者への医療保険の算定については、ケアプランを確認(介護保険の適応かどうかを確認)のうえ、算定されます様ご確認願います。




◆◆◆ 保険料未納に伴う保険医更新の不可問題について ◆◆◆

先般来、社会保険庁が「保険医等が社会保険料などを長期にわたり納付していない場合、保険医の指定や更新を認めない」とする改正法案を今国会に上程をするという報道がなされていることについて、今般自民党厚生労働部会は、「対象を悪質で確信犯的なケースとし、滞納処分後、正当な理由なく3ヶ月以上納付しなかった場合」との文言を加えたうえで法案を了承することとした。法案は10日(金)の閣議決定を経て今国会に提出される予定。




< ◆◆◆ 主治医意見書の記載事項について ◆◆◆

平成18年度の介護保険法改正により、新介護予防給付が施行されます。既に、新様式にて主治医意見書の記載をお願いしておりますが、下記事項において、未記入が多く見られますので、ご留意いただきます様お願い致します。
@1.傷病に関する意見「(2)症状としての安定性」に【不安定】にチェックを入れた場合は、下段に不安定とした場合の具体的な状況を記入する事となっております。
A3.心身の状態に関する意見「(5)身体の状態」で、利き腕のチェック、身長・体重の数値、過去6ヶ月の体重の変化のチェックが記入されていない事が多くあります。
B4.生活機能とサービスに関する意見「(1)移動」で、野外歩行・車椅子の使用、歩行補助具・装具の使用について、チェックが記入されていない事が多くあります。
C4.生活機能とサービスに関する意見「(2)栄養・食生活」で、現在の栄養状態のチェックが記入されていない事が多くあります。
D4.生活機能とサービスに関する意見「(4)サービス利用による生活機能の維持・改善の見通し」についてチェックが記入されていない事が多くあります。
上記の項目は新介護予防給付対象者を選定する場合の基点となりますので、必ずご記入頂きます様、ご協力方宜しくお願い致します。




◆◆◆ 「医療情報検索システム」バージョンアップに伴う追加調査について ◆◆◆

1月20日付で会員宛にご依頼を致しました標記追加調査につきまして、2月末現在の回収率はおおよそ次の通りとなっております。
【門司】(様式A:61%、様式B:76%)、【小倉】(様式A:40%、様式B:55%)
【八幡】(様式A:54%、様式B:68%)、【戸畑】(様式A:81%、様式B:80%)
【若松】(様式A:58%、様式B:83%)、【産医大】(様式A:5%、様式B:0%)
100%の回収を目指しております。未だご提出いただいていない先生方及び医療機関がございましたら、専用の調査票にご記入いただき、各区医師会事務局へご提出下さい。また、医療機関(特に病院)に所属する非会員医師にも是非ご周知いただき、更新又は新規登録していただきます様ご案内願います。
尚、更新用の調査票、または新規登録の際に使用する通常版の調査票が必要な場合は、下記ホームページよりダウンロードしてご利用下さいます様重ねてお願い致します。
※アドレスhttp://www.kitakyushu-med.or.jp/kensaku/




◆◆◆ 介護予防健診説明会の開催について(ご案内) ◆◆◆

4月から65歳以上の市民を対象に開始される介護予防健診について、北九州市保健福祉局主催による説明会が開催されます。日時は平成18年3月23日(木)19時からで、会場は小倉医師会館5階講堂となっております。当日は配布資料として実施要領等を配布する予定となっておりますので、基本健診実施医療機関は是非ご出席下さいます様ご案内致します。