高齢社会対策について |
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(1)北九州市の高齢化 |
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北九州市の高齢化について |
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「高齢化」の問題が叫ばれるようになって既に数年が経ち、全国的に「高齢社会対策」が行われています。 北九州市では、保健・医療・福祉・地域が連携しながら、高齢者やその家族等、援護の必要な方を地域で支え合うまちづくりに取り組んでおり、今日では「北九州方式」と呼ばれています。 その中で北九州市医師会では、平成12年4月より導入された「介護保険」を含めた、「高齢社会対策」を会の重点項目の1つとして関係機関との連携を図りながらさまざまな活動をしています。 北九州市の高齢化率は約28.2%です。 |
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その特徴は、 |
□高齢化の進展が著しく早いこと。 |
□地域(各行政区)において、格差があること。 |
□後期高齢者(75歳以上のお年寄り)が多いこと。 |
□高齢者だけの世帯(1人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯)が多いこと。 |
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があげられ、高齢社会の介護等に関する問題が今後一層深刻となってきます。 |
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行政区 | 人 口 | 高齢化率 (65歳以上) | 後期高齢者の割合 (75歳以上) |
門司区 | 103,075 | 34.0% | 17.3% |
小倉北区 | 180,428 | 27.2% | 13.1% |
小倉南区 | 214,654 | 25.4% | 12.0% |
八幡東区 | 70,210 | 33.6% | 18.1% |
八幡西区 | 258,994 | 26.7% | 12.9% |
戸畑区 | 59,137 | 29.6% | 14.9% |
若松区 | 85,297 | 29.3% | 14.5% |
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北九州市 | 971,795 | 28.2% | 13.8% |
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(平成27年3月31日現在) |
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(2)かかりつけ医について |
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【かかりつけ医】 |
医師会では、地域住民が身近に感じ、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ医」、また、相談に対し適切な情報、保健医療サービスを提供する「かかりつけ医」を開業医の1つの理想像と考えています。 |
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【介護保険かかりつけ医】 |
北九州市医師会かかりつけ医介護情報共有化宣言(2003年8月20日) |
我々は在宅要援護高齢者と介護者のQOL(生活・人生の質)の向上に努めます。 |
そのために、 |
一、診療情報・介護情報を共有します。 |
二、療養生活における苦痛と不安を共有します。 |
三、将来についての不安を共有します。 |
四、介護支援専門員、その他の介護関連職種と連携し不安の解消に努めます。 |
自宅で生活する要援護高齢者には、医療と介護サービスが一体となって提供される必要があります。 北九州市医師会では上記の「かかりつけ医介護情報共有化宣言」を行い、高齢者とご家族にふさわしい「かかりつけ医」であるよう、研修に努めます。 |
平成17年度より介護保険に関連した研修を受けた先生には【介護保険かかりつけ医】院内表示用プレートを配布しております。 |
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(3)在宅医療・介護連携支援センター |
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地域の医療・介護の連携を推進するための在宅医療サービスのコーディネート拠点として、市内5地区医師会にセンターを設置し、医療・福祉・介護の関係者に対し、在宅医療に関する相談への対応や、各種研修、市民への在宅医療に関する普及啓発などの業務を行います。 |
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【事業内容】 |
在宅医療・介護連携支援センター ホームページ |
https://www.kitakyu-iryoukaigo-renkei.jp/ |
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【受付日・時間】 |
月曜日〜金曜日の午前9時〜午後5時(祝日、年末年始、盆8/13〜8/15は休み) |
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【設置箇所一覧】 |
センター名称 | 所在地 | 担当地域 |
電話番号・FAX番号 |
門司在宅医療・介護連携支援センター | 門司区小森江3丁目12-11 (門司区医師会内) | 門司区 |
TEL:371−3313 FAX:371−3314 |
小倉在宅医療・介護連携支援センター | 小倉南区春ヶ丘10−14 (小倉医師会介護サービス総合センター内) | 小倉北区 小倉南区 |
TEL:932−7141 FAX:932−7118 |
八幡在宅医療・介護連携支援センター | 八幡東区平野2丁目1-1 (八幡医師会内) | 八幡東区 八幡西区 |
TEL:663−7500 FAX:663−7502 |
戸畑在宅医療・介護連携支援センター | 戸畑区正津町2−4 (戸畑区医師会横) | 戸畑区 |
TEL:871−1780 FAX:871−1790 |
若松在宅医療・介護連携支援センター | 若松区藤ノ木2丁目1−29 | 若松区 |
TEL:752−1117 FAX:752−1118 |
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【関連ホームページ】 |
北九州市 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/18301041.html |
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※在宅医療・介護連携支援センターが取得した個人情報の利用目的について 北九州市より受託した「在宅医療・介護連携支援センター等運営業務」において、地域の医療・介護関係機関(者)等からの、当該関係機関(者)を利用する方に関する専門相談への対応の際に提供を受けた当該利用者の個人情報については、当センターが業務として実施する「在宅医療サービスの調整等」のための内部利用や第三者(外部の関係機関等)に提供する必要がある場合に利用致します。 |
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(4)地域包括支援センターについて |
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【地域包括支援センター】 |
平成18年4月1日改正介護保険法が施行され、地域包括支援センターが設置されました。地域包括支援センターでは保健師1名、社会福祉士1名、介護支援専門員1名、計3名の専門職により、1)要支援1、要支援2の高齢者の介護予防プラン作成、基本健康診査と同時に行われる介護予防検診でスクリーニングされたハイリスクグループに対する介護予防プランの作成、2)在宅高齢者と家族に対する総合相談、在宅高齢者の虐待防止や権利擁護、3)ケアマネージャーの支援、4)医療と介護の連携の仕組みづくり等が行われます。地域包括支援センターは在宅介護支援センターの機能が強化された、地域ケアシステム、介護保険運営の扇の要となる機関です。 |
多くの政令都市では、在宅介護支援センターを受託していた法人等に地域包括支援センターの運営も委託していますが、北九州市では公平中立性を重視して市直営方式がとられます。保健師は行政保健師を配置し、それ以外の専門職は、主に他の公的な団体から嘱託職員として派遣を受ける形で運営されることになりました。 |
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(5)各種サービス機関のご紹介について |
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【門司区医師会】093-371-1567 |
門司区医師会訪問看護ステーションやすらぎ | 093-382-1165 |
門司区医師会デイ・ケア | 093-391-4986 |
門司区医師会ケア・マネージサービス | 093-382-2877 |
門司区医師会ヘルパーステーション「あんしん」 | 093-371-6168 |
【小倉医師会】093-551-3181 |
小倉医師会訪問看護ステーション | 093-932-7136 |
小倉医師会ケアプラン・サービスセンター | 093-932-7137 |
小倉医師会ホームヘルパーステーション | 093-932-7138 |
小倉医師会訪問入浴サービスセンター | 093-932-7139 |
【八幡医師会】093-681-6035 |
八幡医師会訪問看護ステーション | 093-681-3300 |
八幡医師会介護保険総合センター | 093-681-3311 |
【戸畑区医師会】093-871-6326 |
戸畑区医師会訪問看護ステーション | 093-871-6352 |
【若松区医師会】093-761-5367 |
若松区医師会訪問看護ステーション | 093-771-7101 |
若松区医師会トータルケアコーディネーション | 093-771-8890 |
若松区医師会ヘルパーステーション | 093-761-1110 |
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(6)高齢社会対策への取り組みについて |
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北九州市医師会では、平成12年4月より導入された介護保険制度を含む高齢社会に総合的に対応するため、「北九州市医師会 高齢社会対策委員会」を策定し、在宅医療、かかりつけ医の推進、介護保険等の諸問題を協議・検討しております。 |
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| 主な活動内容 |
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| (1)高齢社会対策委員会での主な検討事項 |
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| ・在宅医療について |
| ・在宅医療、介護連携支援センターについてについて |
| ・介護認定審査会について |
| ・研修会の企画・検討 |
| ・関係会議報告 |
| ・アンケート調査の内容 など |
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| (2)かかりつけ医への研修会 |
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| かかりつけ医が日常診療で携わる高齢者医療における様々なトピックス(在宅医療、認知症医療、介護保険制度(主治医意見書等))を深く掘り下げ、医療の質の向上を目的に下記研修会などを開催しています。 |
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| ・主治医意見書記載研修会 |
| ・かかりつけ医認知症対応力向上研修 |
| ・在宅医療講演会 など |
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| (3)医療・介護従事者への研修会 |
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| 医療・介護従事者のスキルアップのため、また、各職種が他職種の役割などを理解し多職種連携を円滑にするため、在宅医療など様々なテーマごとに専門家や専門職を講師に招き、研修会を開催しています。 |
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